265
貴方の声が届いた
「好き」って言葉
聞いちゃいました
きゃー
アタシも叫びたい
好きーーー!って
喉が裂けてもいい
でも...
貴方の「好き」は
きっと傍の誰かに
贈ってるんだよね
たぶん
アタシじゃない人
貴方を縛らない人
もっとカワイイ人
あーあ
少し期待しました
ぬか喜びしました
ドキドキしました
このやろーーっ!
「好き」って言葉
聞いちゃいました
きゃー
アタシも叫びたい
好きーーー!って
喉が裂けてもいい
でも...
貴方の「好き」は
きっと傍の誰かに
贈ってるんだよね
たぶん
アタシじゃない人
貴方を縛らない人
もっとカワイイ人
あーあ
少し期待しました
ぬか喜びしました
ドキドキしました
このやろーーっ!
263
背中が痒くて
ムズムズして
鏡で映して見たら
小さな翼があった
黒く暗く光る
悪魔の羽根は
肉を裂き骨を軋ませ
痛々しくも成長した
バサバサと空気を斬り
アタシは上を目指した
目的など無い
何処か遠くへ
羽根が抜け落ちて
骨だけになった翼
それでもアタシは飛んだ
力尽きて地に落ちるまで
貴方の足元に崩れた
もう動かないアタシ
強く踏み潰して下さい
それがアタシのゴール
ムズムズして
鏡で映して見たら
小さな翼があった
黒く暗く光る
悪魔の羽根は
肉を裂き骨を軋ませ
痛々しくも成長した
バサバサと空気を斬り
アタシは上を目指した
目的など無い
何処か遠くへ
羽根が抜け落ちて
骨だけになった翼
それでもアタシは飛んだ
力尽きて地に落ちるまで
貴方の足元に崩れた
もう動かないアタシ
強く踏み潰して下さい
それがアタシのゴール
258
「疲れてるの・・・」
背を向けて
目を閉じる
愛を求める手が
アタシを探る
高まる温度に
引き寄せられる
「自分勝手ね・・・」
真夜中の出来レース
敗者はいつもアタシ
愛を込めて
背中を指でなぞる
コツン
爪に当たった
エレキバン
格好悪い
だから好き
背を向けて
目を閉じる
愛を求める手が
アタシを探る
高まる温度に
引き寄せられる
「自分勝手ね・・・」
真夜中の出来レース
敗者はいつもアタシ
愛を込めて
背中を指でなぞる
コツン
爪に当たった
エレキバン
格好悪い
だから好き
256
触れられる距離に
貴方が居るのに
届かない
叶わない
仕方ない
解ってる
貴方とアタシは
会社の同僚
それ以上でもそれ以下でも無い
それ以上にもそれ以下にもなれない
諦めたい
出来ない
切なくて悲しくて
胸がギュウギュウ泣いてる
残業を終えて
一緒にオフィスを出る
誰も怪しまない
いつもの光景
今夜も貴方の軽い誘いに
いつものように乗っかる
貴方はアタシを知ってる
アタシの気持ちもたぶん
ズルい でも 好き
「今日のオマエは頑張ったから オレのおごりー!」
アタシの目の前に
無邪気な笑顔と牛丼
お腹がギュウギュウ鳴く
なんか悔しい
貴方が居るのに
届かない
叶わない
仕方ない
解ってる
貴方とアタシは
会社の同僚
それ以上でもそれ以下でも無い
それ以上にもそれ以下にもなれない
諦めたい
出来ない
切なくて悲しくて
胸がギュウギュウ泣いてる
残業を終えて
一緒にオフィスを出る
誰も怪しまない
いつもの光景
今夜も貴方の軽い誘いに
いつものように乗っかる
貴方はアタシを知ってる
アタシの気持ちもたぶん
ズルい でも 好き
「今日のオマエは頑張ったから オレのおごりー!」
アタシの目の前に
無邪気な笑顔と牛丼
お腹がギュウギュウ鳴く
なんか悔しい
249
あの時撮ったのと
同じ構図の写真を
雑誌で見かけたら
思い出と溜息と涙
どばーっと溢れた
未だに強い影響力
何だか悔しくって
憎しみと愛しさを
確かめるように
たしなめるように
指でパチンと弾く
一句思い浮かんだ
こんちくしょう なかなかページを めくれない
同じ構図の写真を
雑誌で見かけたら
思い出と溜息と涙
どばーっと溢れた
未だに強い影響力
何だか悔しくって
憎しみと愛しさを
確かめるように
たしなめるように
指でパチンと弾く
一句思い浮かんだ
こんちくしょう なかなかページを めくれない